川越散策  2008年6月30日 川越

                                 塩地 薫

  「江戸情緒いっぱいの小江戸・川越ぶらり歴史散歩」のため、喜多院境内に11名が集まった。
道案内は、板倉宏子さんである。説明は中村宣夫さんがしてくださった。

川越は歴史と文化の町である。川越城は昨年、築城550周年を迎えた。築城した太田道真・道灌親子は江戸城も手がけ、川越の文化を江戸に移したため、川越は江戸の母と呼ばれた。また、川越は江戸の北のの守りとして重要視され、洒井・松下・柳沢など有力大名が配置されていた。

喜多院には家光誕生の間春日局化粧の間が江戸城から移転され、国の重要文化財になっている。境内にある五百羅漢も、知人に似た顔を探しながら観た。

昼食は喜多院ご用達の寿庵で、名物の茶そばを頂いた。食後の数分間に、奧田さんが誘った友人二人の似顔絵実技を披露した。貴重なおまけ付きの散歩になった。

童謡「通りゃんせ」発祥地の三芳野神社を経て、川越のシンボル時の鐘のある蔵造りの町川越まつり会館菓子屋横丁を散策した。

説明役の中村さんは、歴史通でもあるがビール通でもあった。案内されたカフェエレパートは、昨年、世界的なモンドコレクションで、ブランド全商品受賞という快挙を成し遂げていた。最高金賞と金賞のCOEDOビールを飲んだ。おいしいビールとおしゃべりで、ここで聞く予定だった15時の時の鐘は聞き逃してしまった。

本川越駅に向かう途中、連馨寺おびんづる様の脚をさすって「元気に百歳まで歩けますように」と祈った。

本川越を11時にスタートし、16時にゴール、約5Kmを約1万歩でぶらり歴史散歩した一日でした。