「元氣に百歳」クラブ

2011年10月10日
上野精養軒

    

   2011年「元気に百歳」クラブ≪秋の例会≫に出席して  
                                 
                                 会員 伊達正幸

上野駅公園口を出て公園内の散策を楽しむ。 国立西洋美術館の前庭に寄り道して、いつも変わらないロダンの「考える人」を見ながら動物園方面から東照宮の奥手高台にある会場の上野精養軒に到着する。 宴会入り口に本日の催しが掲示されている。 3階の桐の間入り口に受付がきれいに整えられ、会場内も講演台、映像設備、着席用椅子が整然と秋の総会の開会を待っていた。

ゲスト、ビジター、会員総勢75名ほどで満席のなか、記念講演のスピーカー磯村みどりさんが艶やかなお着物姿で登壇されると一瞬空気が引き締まった。 お話が始まるとそんな緊張の空気が和らぐのも、ものの数分と掛からなかった。 お話のテンポ、強弱、そして講演、インタビュー、歌と踊りによる社会活動、家事+介護のお仕事をされる実生活のご紹介と体験を語られるその運び方、すべてはお若いときから映画、テレビ、舞台に女優として鍛えられたお力と敬服の念をもって聞き入った。 100歳におなりのご尊父の介護というとても重い務めをいとも軽やかに楽しむようになさっているお姿に、まさしく無想の解脱の域に達した方のイメージを重ね合わせる思いだった。

小生からお誘いして来て頂いたビジターの方々の感想を聞いたところ、女優としての磯村さんのファンだったが素晴らしい今日のお話で講演者としての磯村さんに感激したこと、また会の全体の雰囲気も品格があり感心した。 日比野さん、アヤキさんの演奏は大変良かった。 オーバーザレインボーの曲は合唱で歌っている最中なので余計によかった。など、の感想を戴きました。 この方々が会の歌のご指導をいただいている板倉さんと同じ音楽大学の同窓と分かり、お互い出会いを喜び合ってくださいました。