林 荘八郎
クラブ誌『元氣に百歳』14号 出版を祝う「秋の例会」は、10月10日に開催されました。会場は日立目白クラブ。ここは昭和28年まで学習院高等科寄宿舎だったところ。建物はほとんど往時のまま保たれていて落ち着きと品位を感じさせる歴史的建造物で、百歳クラブの例会にはピッタリの会場でした。
関西からも5名の参加があり合計76名の盛会となりました。
司会進行は例年通り大山さんと奥田さん。先ず中西代表の挨拶で例会は始まりました。関西からの参加への謝辞、14号出版のお祝い、来年15周年の取り組み等の話があり、記念講演に移りました。
「脳を創り 脳を耕す」と題し、百歳クラブではエッセイ教室の指導でお世話になっている西原健次先生の講演。
先生は穂高健一のペンネームを持つ作家でもあります。脳を柔らかくすることの大切さのお話に聞き入りました。
そのためには世の中の物事をうのみにせず、好奇心や疑う精神を持ち続けることが必要であり、「物を書く」ときには、学校で覚えたことを疑ってかかるよう、そして自分の自漫話のようなものは避け、自身の生きざまを書くように心掛けること。そのような姿勢で「物を書く」ことは「脳を耕し脳を柔らかくする」ことに繋がると云うお話でした。
ご自身が東日本大震災の17回に及ぶ現地取材したことを例にして講演されました。
なかなか難しいことですが、疑う精神の大切さには一同納得されたのではないでしょうか。
続いて日立目白クラブのおいしい料理とお酒で、第二部が始まり、筒井さんからクラブ誌「第14号」の出版報告やスライドによる寄稿者紹介などがあり、出版を祝いました。
お馴染みの日比野則彦&AYAKIの音楽演奏が始まるころには程良い酔い心地に浸って歓談に熱中。ゲストや遠来の方のスピーチは、口も滑らかになり弾みました。
最後に板倉さんのリードでいつもの「今日の日はさようなら」を合唱して楽しいしいひと時を締めくくり、来年の15周年例会を楽しみに散会しました。
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