2019年 秋の例会   
     出版記念例会 『元氣に百歳』 最終号
 
新しい出発

 台風19号の影響で延期された出版記念の秋の例会が、11月23日に開催されました。残念ながらこの日も朝から冷たい雨が降る、寒い目白日立クラブではありましたが、入り口には月川りき江さんが、丹念に仕上げた「ちぎり絵」の力作が圧巻でしたし、室内には佐野武雄さんが、嘗ての例会で落札された上村禎彦先生の作品額が飾られていました。絵には上村先生の温かい字で「一瞬の延長が一日、一日の延長が一年、一年の延長が一生、ということは一瞬が一生なんだ」と・・・。何と含蓄のある言葉でしょう。バザー会場の方からも、皆さんの元気で明るい賑やかな声が聞こえて参りました。この秋の例会は、外気の寒さとは別な皆さんの熱気があふれていました。

チャレンジング・マインド
 例会は司会の名コンビ、大山さんと奥田さんのオープニング宣言で、和やかに始まりました。そして冒頭の喜田祐三代表のご挨拶です。来し方20年、会員の高齢化など変化への対応を考え、昨年来進めてきたクラブ改革の諸施策の実施状況が、やさしく語られました。特に20年続けて発刊してきたクラブ誌も今回の20号で終刊となること、関西「元気に百歳」クラブの独立が、来年から新たに出発すること、サロン活動の更なる活性化が望まれることなどが話されました。ご来賓を含めて66名のご参加の皆さんから、新たな出発に拍手を送って下さいました。
ご来賓の青木匡光先生、上村禎彦先生からもご祝辞をいただきました。
    
青木先生は「人生は旅です。自分に適した旅を続けること、充実した一日、一日を重ねていくバガボンドであることです」と話されましたし、上村先生は「今日の例会では僕たちが一番幸せです」と仰って下さいました。

愉快な懇談会
食事をいただきながら、クラブ誌『元氣に百歳』20号のフォト・ムービーが、スクリーンに広がりました。次々に執筆された方々の表題とお元気な顔が映し出され、これを紹介する司会の奥田さんの名調子が快く、その都度、皆さんの拍手や笑い声が聞こえて、和やかで温かいひと時を過ごすことが出来ました。また、林荘八郎編集長から20号発刊に際して、皆さんからいただいたご協力への感謝のご挨拶のあとには、今回が最終刊ということもあって、編集委員全員が一言ずつご挨拶を致しました。


 その後、アトラクションとしてご登場いただいたのはナインティウエスト・ジャズバンド、なんと喜田代表の学校時代のお仲間なのだそうです。懐かしいディキシーランド・ジャズの名曲の数々を演奏して下さいました。
喜多誠順さんがパートナーを選んでダンスに興じて下さいましたし、いよいよエンディングとなり、私たちのアンコールの要請に応えて、ナインティウエストが選曲されたのは「聖者が街にやって来る」でした。演奏中には声を出して歌われている方もありました。いつもの「じゃんけんゲーム」も皆さんニコニコしながら興じていましたし、バザーも多くの方がマフラーやバッグを入手されていました。
クロージングは、板倉宏子さんのご指導で、みんなで懐かしい童謡を合唱しました。そして恒例の「きょうの日はさようなら」
を、手を繋いで歌いお開きとなりました。新しい「元気に百歳」クラブを目指して元気に出発しましょう。新しいサロン活動、新しい例会の在り方、方法が見えてきたような気がしてきました。  
                                  (芦尾芳司)